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2020.09.09

開催報告:FOUND ART & CULTURE JAPON in Paris

作品展示 2020年9月13日〜9月20日
会場 Sway Galleryスウェイギャラリー(フランス パリ)
時間 火曜日〜土曜日11:00-17:00 日曜日12:00-16:00
主催 一般社団法人日欧宮殿芸術協会
運営 クリエイト・アイエムエス株式会社


Exhibition Period: 13 – 20 September 2020
Venue: Sway Gallery (Paris, France)
Opening Hours: Tue-Sat 11:00-14:00,15:00-17:00 Sun 12:00-18:00
Organizer: Japan-Europe Palace Arts Association
Management: CREATE I.M.S CO.,LTD

多くの来場者で賑わう会場
会場のスウェイギャラリー
ピカソ美術館(マレ地区)

日本美術の今を伝える展覧会『FOUND ART & CULTURE JAPON in Paris』が、9月13日よりオープンした。今回の舞台は“芸術の都”パリで、会場となったSway Gallery(スウェイギャラリー)は、多彩な情報発信を行うパリ・マレ地区のギャラリーとして知られる。

会場には、ジャンルの枠を超えて選出された日本の作品50点が展示され、洋画や日本画、書道、工芸、短歌、詩文など、日本の芸術・文芸で現在活躍する芸術家・文芸作家を紹介している。このように多様な現代日本の芸術・文芸作品を紹介する催しは、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言が解除されてから初めてとなり、オープン当日の9月13日には早くも多くの来場者で賑わった。

ギャラリーのあるパリ・マレ地区は、かつての貴族居住区であり、現在はニューヨークのソーホー地区と並ぶ芸術地区として名高い。眼前にはピカソ美術館が立つ他、地区内にはパリ市庁舎やバスティーユ広場を収めるなど、まさに芸術文化の発信地として最高の立地と言えるだろう。実際、マレ地区を観光する途中で本展を知った人も少なくなく、この地がパリの中でも特別な格式を持つことが実感された。

また、9月13日の夜には、展覧会の開催を祝してレセプションが開催された。ここでは、日欧宮殿芸術協会欧州支局のゲルマー・トモコ氏らによるフルートと和楽器の演奏も披露され、日本文化を目と耳で知っていただく機会となった。

なお、本展を運営するスウェイギャラリーは、パリの他、ロンドン、ストックホルムにも拠点を持ち、本展の情報もフランスを超えて広くヨーロッパへと展開される。また店長のクロエさんはイギリス育ちの日本通。言葉も英語、フランス語、日本語と幅広く対応できるため、外国からの観光客にも正しい日本芸術を伝えてくれる頼もしい存在だ。

マレ地区の美しい街並み
セレモニーで篠笛を披露するゲルマートモコ支局長
展覧会の運営・協力者たち
店長のクロエさん