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2020.08.21

展覧会レポート:日本ヨーロッパ北米三カ国合同交流展2019in池袋

作品展示 20191017日〜1020
会場 東京芸術劇場 ギャラリー1(東京 池袋)
時間 11:00-18:00(最終日は15:00まで)
主催 一般社団法人日欧宮殿芸術協会
運営 クリエイト・アイエムエス株式会社


Exhibition Period: 17 – 20 October 2019
Venue: Tokyo Metropolitan Theatre Gallery 1(Tokyo, Japan)
Opening Hours: 11:00-18:00
Organizer: Japan-Europe Palace Arts Association
Management: CREATE I.M.S CO.,LTD

左から、ドイツ代表ロマーナ氏、ザンダー氏、オーストリア代表ハイケ氏

『日本ヨーロッパ交流展2019』が、東京芸術劇場 ギャラリー1(東京・池袋)で開催された。本展は、国内外の芸術家・文芸作家の作品を、日本国内に発信する展覧会であり、今回は日本の現代芸術家の作品240点に、ドイツアーティストの芸術作品26点、オーストリアの芸術作品29点が展示された。

2017年以来の参加となったドイツは、ワーグナーやベートーベン、など優れた先駆者たちを輩出した歴史があり、多くの現代芸術家が創作活動を行なっている。一方、今回初めて参加となるオーストリアもまた、歴史ある芸術大国に数えられる。とくにハプスブルク家や、グスタフ・クリムトらの存在は、世界の美術史を左右したと言っても過言ではない。また今年4月には「日欧宮殿芸術祭」が開催され、世界遺産シェーンブルン宮殿で日本との芸術交流が行われたことも記憶に新しい。

本展には、この2国で活躍する現代芸術家の作品展示はもちろん、その代表としてドイツ人洋画家のクラウス・メンツ・ザンダー氏とラモーナ・ロマーヌ氏、オーストリア人現代芸術家のハイケ・イェローミン氏が来日。日本の芸術家や文芸作家の作品を賞賛すると共に、各国芸術家同士で互いの創作活動や文化について意見交換するなど、熱気溢れる文化交流が行われた。また、1019日には記念セレモニーが行われ、日墺協会の鹿取克章会長をはじめ日本・ドイツ・オーストリアに縁のある人々が一堂に介し、本展の開催を祝福した。

こうして本展は1020日に無事終了。主催の一般社団法人・日欧宮殿芸術協会より各国芸術家をはじめとする関係者・協力者に感謝の意が伝えられると共に、今回参加したドイツ・オーストリアとの芸術文化交流をさらに発展させるために尽力する意向が示された。