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2025.05.14

【展覧会レポート】日本画家・井上初江展 3年ぶりに宮坂画廊で開催

東京・銀座の宮坂画廊にて、日本画家・井上初江氏の個展が開催されました(2025年5月5日〜10日)。同画廊での個展は井上氏にとって約3年ぶりとなり、その繊細な表現と深い精神性に触れようと多くの来場者が訪れました。

井上初江氏は、神奈川出身の日本画家。日本美術院の真野満に師事し、自然や仏教的なテーマを通して東洋の精神や和の美しさを表現してきました。また2003年より宮坂画廊で定期的に個展を開催しており、多くの美術関係者より注目を集めています。

井上初江氏と、「マニヒティ(二千年の湧き水)」F20号

 

今回の個展では、代表作「石仏・清」(版画)「マニヒティ(二千年の湧き水)」や「ネパールの朝」など、心を打つ作品が多数展示されました。日本画の作品はもちろんのこと、書の作品もあり、井上氏の幅広い感性と技術の高さが際立っており、訪れた人々に深い感銘を与えました。 

約3年ぶりの宮坂画廊での個展は、井上初江氏の日本画の魅力を再確認する貴重な機会となりました。 その繊細な表現と深い精神性は、多くの来場者に新たな感動をもたらしました。 取材時に来場者の方が作品を購入していく様子もみられ、井上氏の注目の高さが伺える個展でした。

今後の活動にもさらに注目が集まっていくことでしょう。

展覧会情報

井上初江 展

会期: 2025年5月5日(月)〜10日(土)
会場: 宮坂画廊
住所: 東京都中央区銀座7-12-5 銀星ビル4階
開廊時間: 11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
休廊日: 日曜・祝日
アクセス: 東京メトロ銀座駅より徒歩約5分、東銀座駅より徒歩約4分