オルセー美術館は、パリのセーヌ川沿いに位置し、19世紀から20世紀初頭のフランス芸術を中心に豊富なコレクションを誇る国立の美術館です。
オルセー美術館の最大の魅力は、なんといっても 圧倒的な量の印象派とポスト印象派のコレクション でしょう。クロード・モネ、エドゥアール・マネ、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャンなど、名だたる画家たちの傑作が所狭しと並んでいます。 モネの「睡蓮」シリーズや、ドガの彫刻、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」 は、パリに行ったのなら絶対に見たい作品。
また、アール・ヌーヴォーの装飾美術、19世紀の彫刻、写真、工芸品など様々なジャンルの作品にであるので、この美術館に行くだけで19世紀から20世紀初頭のフランス芸術の多様性を一度に堪能することができます。
さらに、美術館の建物自体も大きな見どころ。もともと1900年のパリ万博のために建設されたオルセー駅は、1986年に美術館として生まれ変わりました。壮大なガラス屋根や、広々とした中央ホール、繊細な装飾が施された建物内部は、訪れる者を歴史と現代が融合した特別な空間に誘います。
周辺情報
ルーヴル美術館まで徒歩10分、コンコルド広場まで徒歩10分
最寄り駅
⑫Musée d’Orsay(ミュゼ・ドルセー)駅から徒歩2分
値段
大人:16€
営業時間
9:30~18:00(木曜は~21:45)
定休日
月曜日
公式HP
https://www.musee-orsay.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
ロダン美術館(Musée Rodin)
ロダン美術館は、「考える人」で広く知られているフランスの偉大な彫刻家オーギュスト・ロダンの作品を堪能できる美術館です。もともとロダンがアトリエとして使用していたビロン邸を改装して、現在は美術館として一般公開されています。
訪れたら見たい作品は「考える人」、「地獄の門」、「バルザック像」。そのほかにも膨大な数のロダンの作品が所蔵されており、彼の卓越した技術と深い感情表現を直接目にすることができます。
またロダン美術館の庭園も来場者を魅了する要素の一つです。ロダンの彫刻が点在し、自然の中でロダンの作品を楽しむことができます。季節ごとに異なる表情を見せる庭園は、散策しながら芸術に浸る贅沢な時間を味わうことができる美術館です。
周辺情報
アンヴァリッドまで徒歩5分、エッフェル塔まで徒歩15分
最寄り駅
⑬Varenne(ヴァレンヌ)駅から徒歩2分
営業時間
9:30~18:30
値段
大人:13€
定休日
月曜日
公式HP
https://www.musee-rodin.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
ケ・ブランリー-ジャック・シラク美術館(Musée du quai Branly – Jacques Chirac)
ケ・ブランリー-ジャック・シラク美術館は、パリのセーヌ川沿い、エッフェル塔の近くに位置する美術館。この美術館は、世界中の民族芸術を集めた膨大なコレクションが特徴であり、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカの先住民の文化と芸術を深く掘り下げることができます。
約300,000点に及ぶ収蔵品は、彫刻、仮面、織物、楽器、日用品など、多岐にわたるジャンルで構成されており、各文化圏の生活様式や信仰、美学を知ることできる美術館です。
著名な建築家ジャン・ヌーヴェルによって設計された現代的で斬新なデザイン建築も見どころの一つ。都会の中にありながらも自然と共に多様な文化に触れることのできる特別な場所として人気のスポットです。
周辺情報
エッフェル塔まで徒歩5分、シャン・ド・マルス公園まで徒歩2分
最寄り駅
⑨Alma-Marceau(アルマ=マルソー)駅から徒歩5分
値段
大人:12€
定休日
月曜日
公式HP
https://www.quaibranly.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
パリ8区
パリ8区はシャンゼリゼ通りや凱旋門、マドレーヌ寺院など、パリを代表するランドマークが集まるエリア。シャンゼリゼ通りは、ショッピングやカフェ巡りに最適で、パリの華やかな雰囲気を体感することができる場所です。凱旋門はフランスの歴史を象徴する建築物で、その頂上からはパリ市内を一望できます。さらに8区には高級ホテルやレストランが立ち並び、贅沢なひとときを過ごすことができます。
主要観光地:エトワール凱旋門、シャンゼリゼ通り、アレクサンドル3世橋、マドレーヌ寺院、コンコルド広場
グラン・パレ(Grand Palais)
グラン・パレ(Grand Palais)は、フランスのパリにある象徴的な美術館・展示会場で、豪華なアール・ヌーヴォー様式の建築で知られています。1900年のパリ万国博覧会のために建設されて以来、多彩な展示会や文化イベントが開催され、多くの来訪者を魅了してきました。壮大なガラス屋根が特徴のグラン・パレは、現代美術から古典絵画まで幅広いジャンルの作品を堪能できる場所です。
訪れた際におすすめの展示には、印象派の巨匠たちの作品やフランスの歴史的芸術品が含まれます。展示は定期的に入れ替わり、最新の美術トレンドを追いながら、伝統的なフランス芸術も存分に楽しむことができます。
さらに、グラン・パレの敷地内には「ガレリー・ナショナル」が併設されており、こちらも見逃せないスポットです。さまざまな芸術分野にわたる展示が行われ、訪れるたびに新たな発見があるでしょう。
周辺情報
シャンゼリゼ通りまで徒歩5分、アレクサンドル3世橋まで徒歩2分
最寄り駅
①⑬Champs-Élysées – Clemenceau(シャンゼリゼ=クレマンソー)駅から徒歩2分
値段
大人:無料(企画展は有料)
営業時間
10:00~18:00
定休日
月曜日
公式HP
https://www.petitpalais.paris.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
ニッシム・ド・カモンド美術館(Musée Nissim de Camondo)
ニッシム・ド・カモンド美術館は、パリの高級住宅街に位置し、フランスの歴史と文化を深く感じられる魅力的な美術館です。この美術館は、元々20世紀初頭に建てられた豪華な邸宅で、現在はカモンド家の素晴らしいコレクションを展示する美術館となっています。主に18世紀のフランス家具、タペストリー、絵画、陶磁器、銀器など、貴族的な生活を彩った数々の芸術品が展示されています。
邸宅そのものも大きな魅力の一つで、モイズ・ド・カモンド伯爵が設計したこの邸宅は、パリの美しい建築と庭園を堪能できる場所です。内部は、カモンド家が実際に住んでいた当時の状態を保っており、各部屋のインテリアは豪華かつ洗練されています。特に、食堂や書斎、応接室などは、フランス貴族の生活を垣間見ることができる貴重な場所です。
ジャックマール・アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André)
ジャックマール・アンドレ美術館は、19世紀の豪華な邸宅を舞台に、銀行家エドゥアール・アンドレとその妻ネリー・ジャックマールによって収集されたコレクションを展示する美術館です。
コレクションには、イタリア・ルネサンスの巨匠たちの作品が多数含まれています。サンドロ・ボッティチェリ、ドナテッロ、アンドレア・マンテーニャなどの絵画や彫刻が展示されており、ルネサンス芸術の粋を堪能することができます。またフランスの18世紀絵画も充実しており、ジャン=マルク・ナティエ、フラゴナール、ブーシェなどの作品が並んでいます。
館内は、エドゥアールとネリーの美意識が反映された内装で、豪華なサロン、図書室、音楽室などが当時のまま綺麗に保存されています。特にイタリア・ルネサンス様式の装飾や、18世紀フランスの優雅なインテリアはぜひ一度は見ておきたいところです。
美術館内にはカフェもあり、優雅な雰囲気の中でティータイムを楽しむことができます。
周辺情報
シャンゼリゼ通りまで徒歩15分、ガルニエ宮まで徒歩20分
最寄り駅
⑨Saint-Augustin(サン=テュスタン)駅から徒歩5分
値段
大人:17€
営業時間
10:00〜18:00
定休日
月曜日
公式HP
https://www.musee-jacquemart-andre.com
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
パリ9区
パリ9区はオペラ座(ガルニエ宮)やギャラリー・ラファイエット、プリンタンなど、芸術とショッピングの中心地。オペラ座は、その豪華な建築と歴史で訪れる人々を魅了し、バレエやオペラの公演が行われている場所です。ギャラリー・ラファイエットとプリンタンは、パリを代表するデパートで、ファッションやアクセサリー、グルメなど多彩な商品が揃っています。また9区は劇場やライブハウスも多く、アート以外のエンターテインメントも充実しています。
主要観光地:オペラ座 ガルニエ、ギャラリー・ラファイエット、プリンタン
ギュスターヴ・モロー美術館(Musée Gustave Moreau)
パリの9区に位置し、フランスの象徴主義を代表する画家ギュスターヴ・モローの芸術と生涯を深く理解できる特別な美術館。この美術館は、元々モローが生前に棲み家とし、創作活動を行った邸宅を改装してできた美術館です。
ここにはモローの代表作を含む絵画、デッサン、版画が約14,000点も所蔵されているといいます。初期から晩年に至るまでの創作活動の全貌を網羅しており、モローの作品を多く見たい方たちにとって最適な美術館です。
また家具や装飾品が当時のままに保存されているところもあり、モローの個人的な生活と芸術の関係を深く知ることができるでしょう。
モローが自らの美術館設立を計画し、展示方法や空間の使い方にも細心の注意を払ったことも、この美術館の魅力の一つ。もしパリ9区に行かれるなら、モローの幻想の世界へ足を踏み入れてはいかがでしょうか。
周辺情報
ガルニエ宮まで徒歩15分、モンマルトルの丘まで徒歩20分
最寄り駅
⑫Trinité – d’Estienne d’Orves(トリニテ=デティエンヌ=ドルヴ)駅から徒歩5分
営業時間
10:00~18:00
値段
大人:7€
定休日
火曜日
公式HP
https://www.musee-moreau.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
ロマン派美術館(Musée de la Vie Romantique)
ロマン派美術館は、パリの9区に位置し、19世紀のロマン主義の時代精神を深く感じられる魅力的な美術館。フランスの画家アリ・シェフェールの元住居兼アトリエが現在は美術館となっています。
ロマン派の名を冠した美術館というだけあって、19世紀ロマン主義の文化と芸術を一堂に集めたコレクションは必見です。シェフェールの作品だけでなく、彼の友人であった作家ジョルジュ・サンドの遺品、ドラクロワ、シャセリオなど、ロマン主義を代表する芸術家たちの作品も多数展示されています。
可愛らしい建物や美術館の庭園も見逃せません。静かな中庭と緑豊かな庭園は、訪れる者に安らぎを提供し、都会の喧騒から逃れてリラックスできる空間です。季節ごとに異なる花が咲き誇り、特に春と夏には美しい景観を楽しむことができます。
周辺情報
ガルニエ宮まで徒歩10分、モンマルトルの丘まで徒歩20分
最寄り駅
⑫Trinité – d’Estienne d’Orves(トリニテ=デティエンヌ=ドルヴ)駅から徒歩5分
営業時間
10:00〜18:00
値段
大人:無料(企画展は有料)
定休日
月曜日
公式HP
https://www.musee-delaromantique.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
パリ14区
パリ14区は、モンパルナス地区を中心とするエリアで、芸術と歴史が色濃く残る場所です。モンパルナスタワーからは、パリ全景を一望でき、特に夜景は絶景です。また、モンパルナス墓地にはサルトルやボーヴォワールなど、多くの著名人が眠っています。14区にはまた、パリの地下に広がるカタコンベもあり、歴史と神秘を感じることができます。さらにアトリエやギャラリーが点在し、かつてモディリアーニやピカソが活動した芸術の香りが漂います。
カルティエ現代美術財団(Fondation Cartier pour l’Art Contemporain)
カルティエ現代美術財団は、最前線の現代美術を紹介する美術館です。企画展示をメインに行なっており、そのユニークさと質の高さで知られています。展示内容も非常に多彩で絵画、彫刻、映像、写真、インスタレーションなどを通して常に新しい視点と表現を探求しています。
この美術館では過去に、アンディ・ウォーホル、ダミアン・ハースト、デビッド・リンチ、村上隆、横尾忠則、杉本博司など世界的に著名なアーティストの展示が数多く開催されてきました。また様々なテーマに沿った作品を一堂に展示する特別展も必見です。
カルティエ現代美術財団は、パリの現代美術シーンにおいて重要な役割を果たしており、その革新的なアプローチと多様なプログラムで多くの訪問者を魅了しています。パリを訪れる際には、カルティエ現代美術財団で最新の現代美術を体感し、他では体験することのできない創造的な世界に触れてみることを強くお勧めいたします。
周辺情報
モンパルナスタワーまで徒歩15分、モンパルナス墓地まで徒歩10分
最寄り駅
⑬Raspail(ラスパイユ)駅から徒歩5分
営業時間
11:00~20:00(火は~22:00)
値段
大人:10€
定休日
月曜日
公式HP
https://www.fondationcartier.com
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
パリ16区
高級住宅街の広がるパリ16区は、エレガントな雰囲気が漂うエリア。美しいアール・ヌーヴォー建築が並び、洗練された街並みが特徴です。区内のランドマークとして知られるトロカデロ広場やシャイヨ宮は、エッフェル塔を眺めるには絶好のスポットです。またブローニュの森も16区に位置し、広大な緑地でリラックスしたひとときを過ごせます。もちろん美術館も数多く、フォンダシオン・ルイ・ヴィトンをはじめギメ美術館やバカラ博物館も16区に属しています。高級ブティックや一流レストランも揃う、ラグジュアリーなパリを体験できるエリアです。
フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは、現代美術と建築の革新を体感できる美術館。非常に注目度が高く、パリの新定番アートスポットとなっています。
現代を代表するアーティストの作品を一堂に会し、絵画、彫刻、写真、インスタレーションなど、幅広いジャンルの現代美術を楽しむことができます。過去には、ゲルハルト・リヒター、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキアなど、世界的に著名なアーティストの展覧会が開催されてきました。 日本では実現不可能と思えるほど大きな規模で開催される企画展は必見です。
また建物自体も大きな魅力の一つ。フランク・ゲーリーの設計によるこの建築を見るだけでもフォンダシオン・ルイ・ヴィトンを訪れる価値はあります。
現代美術と革新的な建築の融合を楽しみながら、新しい芸術との出会いを期待できる場所へ、是非とも足を運んでみてください。
【ルーブル、オルセーだけじゃない‼︎】フランスを訪れたら絶対行きたい美術館 フォンダシオン・ルイ・ヴィトン
パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)
パレ・ド・トーキョーは、パリの16区に位置し、現代美術の最先端を紹介する施設です。1937年の万国博覧会のために建設されたこの建物は、その壮大なアール・デコ様式の建築と広大な展示スペースで知られています。
実験的で革新的な企画が多く、フランス国内外の現代アーティストによる多様な作品を中心に、常に新しい表現と視点を探求しています。
過去には、オラファー・エリアソン、村上隆、カールステン・ヘラーなど、世界的に著名なアーティストの企画展が開催されました。
絵画、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスアート以外にも映画上映やワークショップなど多彩なイベントが開催されているので多彩な文化的体験をすることが可能です。
周辺情報
シャイヨ宮まで徒歩5分、エッフェル塔まで徒歩10分
最寄り駅
⑧⑨Iéna(イエナ)駅から徒歩5分
営業時間
12:00〜22:00
値段
大人:12€
定休日
火曜日
公式HP
https://www.palaisdetokyo.com
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
パリ市立近代美術館(Musée d’Art Moderne de Paris)
パリ市立近代美術館は、20世紀から現代に至るまでの豊富な近代美術コレクションを誇る美術館。シャンゼリゼ通りからほど近い場所にあり、パレ・ド・トーキョーと隣接しているため、アクセスし易い場所に位置しています。ここには、ピカソ、マティス、ブラック、レジェ、デュフィ、デローネーなど、20世紀を代表するアーティストの作品が多数収蔵されています。
特にラウル・デュフィの壁面絵画「電気の精」は必見。10×60mという巨大なスケールで描かれた電気の歴史と関係者たちの姿は、まさに圧巻です。色彩あふれるデュフィの作品に囲まれる空間は世界中でここにしかありません。
20世紀から現代に至るまでの豊かな美術史を体感しながら、芸術の多様性とその進化を楽しむことができる場所です。
周辺情報
シャイヨ宮まで徒歩5分、エッフェル塔まで徒歩10分
最寄り駅
⑥⑨Trocadéro(トロカデロ)駅から徒歩5分
値段
大人:無料(企画展は有料)
営業時間
10:00〜18:00(木は企画展のみ~21:30)
定休日
月曜日
公式HP
https://www.mam.paris.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
マルモッタン・モネ美術館(Musée Marmottan Monet)
マルモッタン・モネ美術館は、パリの静かな16区に位置する美術館で、建物にはナポレオン時代の美術品を収集していたポール・マルモッタンの個人邸宅を改装しています。
美術館の最大の魅力は、膨大な数のモネの作品コレクションです。 特に印象派の名前の由来となった「印象・日の出」が所蔵されており、美術館の目玉となっています。
また、マルモッタン・モネ美術館は、他の印象派画家や19世紀後半のフランス絵画も豊富に収蔵されています。ピエール=オーギュスト・ルノワール、エドゥアール・マネ、アルフレッド・シスレー、カミーユ・ピサロなど、モネと同時代の画家たちの作品も多く展示されており、印象派の全体像を理解するための貴重なコレクションが揃っています。
モネの代表作をはじめとする貴重なコレクションを、優雅な邸宅の雰囲気を楽しみながら、19世紀後半のフランス美術の豊かさとその魅力を存分に堪能することができる場所です。
周辺情報
ブローニュの森まで徒歩10分、シャイヨ宮まで徒歩20分
最寄り駅
⑨La Muette(ラ・ミュエット)駅から徒歩5分
営業時間
10:00~18:00(木曜は~21:00)
値段
大人:12€
定休日
月曜日
公式HP
https://www.marmottan.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
パリ18区
パリ18区は、モンマルトル地区を中心としたエリアで、芸術とボヘミアンな雰囲気が特徴です。中でもモンマルトルの丘の頂上にあるサクレ・クール寺院は、パリ市内を見渡す絶景人気スポットとなっています。またピカソやゴッホなど、多くの芸術家が活動したアトリエやカフェが点在し、クリエイティブなエネルギーが漂っています。かの有名なムーラン・ルージュも18区にあり、フランス特有のエンターテインメントも楽しむことが可能です。他にも地元のマーケットやブティックも多く、パリの多様な文化と生活を体験できるエリアです。
主要な観光地:サクレ・クール寺院、モンマルトルの丘
モンマルトル美術館(Musée de Montmartre)
モンマルトル美術館は、パリの芸術的な雰囲気漂うモンマルトル地区に位置する美術館です。19世紀から20世紀初頭にかけてのパリの芸術家たちの生活と創作活動を中心に展示されています。
この美術館はモンマルトルの丘で最も古いベレール邸、ドゥマルヌ邸を含む敷地に1960年に設立されました。ここにはかつてはルノワールやユトリロ、ベルナール、デュフィといった多くの著名な芸術家たちがここで暮らし、制作活動を行っていました。美術館ではそんな芸術家たちのアトリエや生活空間が再現されており、まるでタイムスリップしたような体験を味わうことができます。
モンマルトルにまつわる作品が中心に収蔵され、風景や生活を描いた絵画、ポスター、写真、デッサンなどが豊富に展示されています。
周辺情報
サクレ・クール寺院まで徒歩5分、モンマルトルの丘まで徒歩2分
最寄り駅
⑫Abbesses(アベス)駅から徒歩10分
営業時間
10:00~19:00
値段
大人:15€
定休日
火曜日
公式HP
https://www.museedemontmartre.fr
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
ダリ美術館(Espace Dalí)
パリのダリ美術館は、モンマルトル地区に位置し、シュルレアリスムの巨匠サルバドール・ダリの作品を中心に展示する美術館。ダリの絵画、彫刻、版画、デッサンなど、多岐にわたる彼の創作活動知ることのできます。
ダリはパリとゆかりの深い人物で、1930年代にパリに移住し、その後彼のシュルレアリスムのスタイルが確立しました。パリは当時、ピカソ、マティス、ミロなど、多くの前衛芸術家が集まる文化の中心地であり、ダリもまたその一人として活躍したことで知られています。
美術館では、ダリの芸術的進化を追体験できるように工夫されています。初期の実験的な作品から、成熟期の象徴的なシュルレアリスム作品まで、幅広い時期の作品が揃っており、ダリの奇想天外な芸術的な変遷とその背景にある思想を深く理解することができます。
周辺情報
サクレ・クール寺院まで徒歩5分、モンマルトルの丘まで徒歩2分
最寄り駅
⑫Abbesses(アベス)駅から徒歩10分
営業時間
10:00~18:00
値段
大人:12€
定休日
無休
公式HP
https://www.salvador-dali.org
(内容が変更されている可能性があります。最新情報は公式HP内でご確認ください。)
芸術家たちゆかりのスポット
パリは、無数の美術館が立ち並ぶ「美の宝庫」として広く知られています。
かつては「文化の中心地」として数多くの芸術家たちが訪れ、創作の場として選んだこの街。その足跡は今もパリの至るところに刻まれています。歴史に名を残す偉大な芸術家たちが愛した場所や暮らした家、創作のインスピレーションを得たカフェや公園など、彼らとゆかりのあるスポットが数多く残っています。
アートを目的にパリを訪れるのであれば、美術館巡りだけでなく、偉大な芸術家たちの足跡を辿る旅をしてみてはいかがでしょうか。
偉大な芸術家たちが過ごした場所を訪れることで、彼らの息遣いや創作の意図に思いを馳せることができるかもしれません。
ラ・サントチャペル(La Sainte-Chapelle)(1区)
関連: クロード・モネ
説明: モネがステンドグラスの光と色彩にインスピレーションを得た場所。
住所: 10 Bd du Palais, 75001 Paris, France
最寄り駅: ④Cité(シテ)駅から徒歩2分
ルーヴル美術館から徒歩15分、ノートルダム大聖堂から徒歩5分
エコール・デ・ボザール(École des Beaux-Arts)(6区)
関連: エドガー・ドガ、クールベ、ドラクロワなど
説明: フランスの芸術教育の中心であり、多くの著名なアーティストがここで学んだ。
住所: 14 Rue Bonaparte, 75006 Paris, France
ルーヴル美術館から徒歩20分、オルセー美術館から徒歩10分
最寄り駅: ④Saint-Germain-des-Prés(サン・ジェルマン・デ・プレ)駅から徒歩5分
ラ・クロズリー・デ・リラ(La Closerie des Lilas)(6区)
関連: エルネスト・ヘミングウェイ、フィッツ・ジェラルド
説明: ヘミングウェイが「日はまた昇る」を書いたカフェであり、多くのアーティストや作家が集った場所。
住所: 171 Boulevard du Montparnasse, 75006 Paris, France
ルクセンブルク公園から徒歩10分、パンテオンから徒歩15分
最寄り駅: ④Vavin(ヴァヴァン)駅から徒歩2分
ラ・ロトンド(La Rotonde)(14区)
関連: アメデオ・モディリアーニ、ディエゴ・リベラ、サルバドール・ダリ
説明: モンパルナス地区に位置し、20世紀初頭のアーティストや作家が集う重要なカフェのひとつ。
住所: 105 Boulevard du Montparnasse, 75006 Paris, France
カタコンブ・ド・パリから徒歩10分、モンパルナスタワーから徒歩5分
最寄り駅: ④Vavin(ヴァヴァン)駅から徒歩1分
ラ・クーポール(La Coupole)(14区)
関連: ピカソ、シャガール、マン・レイ
説明: モンパルナスの著名なブラスリーで、多くのアーティストや作家が集まり、彼らの創作活動の中心となった。
住所: 102 Boulevard du Montparnasse, 75014 Paris, France
カタコンブ・ド・パリから徒歩10分、モンパルナスタワーから徒歩5分
最寄り駅: ④Vavin(ヴァヴァン)駅から徒歩1分
ル・ドーム・カフェ(Le Dôme Café)(14区)
関連: ヘミングウェイ、ピカソ、モディリアーニ
説明: モンパルナスの芸術家たちの集いの場として有名で、国際的なアーティストたちの交流の場となった。
住所: 108 Boulevard du Montparnasse, 75014 Paris, France
カタコンブ・ド・パリから徒歩10分、モンパルナスタワーから徒歩5分
最寄り駅: ④Vavin(ヴァヴァン)駅から徒歩1分
ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)(18区)
関連: アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
説明: 19世紀末から20世紀初頭にかけて、キャバレーの象徴的な場所として多くの画家や詩人が集まった。特にロートレックがポスターを多く手掛けたことで有名。
住所: 82 Boulevard de Clichy, 75018 Paris, France
サクレ・クール寺院から徒歩15分、ピガール広場から徒歩5分
最寄り駅: ②Blanche(ブランシュ)駅から徒歩1分
モンマルトルの丘(Butte Montmartre)(18区)
関連: パブロ・ピカソ、モーリス・ユトリロ、エリック・サティ
説明: 多くのアーティストが住み、創作活動を行った地域。ピカソやサティなどがこの地域で活動した。
住所: 75018 Paris, France
サクレ・クール寺院から徒歩5分、ムーラン・ルージュから徒歩15分
最寄り駅: ⑫Abbesses(アベス)駅から徒歩5分
オ・ラパン・アジル(Au Lapin Agile)(18区)
関連: パブロ・ピカソ、モーリス・ユトリロ
説明: 19世紀末から20世紀初頭にかけて、多くの画家や詩人が集まったカフェ。特にピカソはここで「Lapin Agile」を題材にした絵画を描いたことでも有名。
住所: 22 Rue des Saules, 75018 Paris, France
サクレ・クール寺院から徒歩10分、ムーラン・ルージュから徒歩15分
最寄り駅: ⑫Lamarck-Caulaincourt(ラマルク=コランクール)駅から徒歩5分
ル・バトー・ラヴォワール(Le Bateau-Lavoir)(18区)
関連: パブロ・ピカソ、アメデオ・モディリアーニ、ジャン・コクトー
説明: 20世紀初頭、モンマルトルのアーティストたちの住処であり、ピカソが「アビニョンの娘たち」を描いた場所。
住所: 13 rue Ravignan 75018 Paris, France
サクレ・クール寺院から徒歩10分、ムーラン・ルージュから徒歩15分
最寄り駅: ⑫Abbesses(アベス)駅から徒歩5分
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