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2025.08.31

【最近の話題】直島のベネッセハウス、ミシュラン「アーキテクチャ&デザインアワード」にノミネート

香川県・直島のベネッセハウスが、2025年に創設されたミシュラン「アーキテクチャ&デザインアワード」にノミネートされた。受賞の発表は2025年8月13日、受賞者は同年10月8日にパリ装飾美術館で発表される。

このアワードは、建築やデザインを通して宿泊そのものを芸術体験へと昇華させる施設を評価する国際的な賞である。今回候補に挙がったのは世界でわずか五つ。日本からはベネッセハウスが名を連ね、以下の施設と並んだ。

ベネッセハウスとは

直島にあるベネッセハウスは、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、建築家・安藤忠雄氏が設計した美術館とホテルを一体化した複合施設。瀬戸内海の豊かな自然の中に溶け込むように建てられており、館内はもちろん、周囲の海岸線や森の中にも現代アート作品が点在しており、宿泊者は開館時間外も作品を鑑賞できるなど、作品に囲まれながら非日常的な時間を過ごすことができる。

【主な情報】

  • 住所: 〒761-3110 香川県香川郡直島町琴弾地
  • 電話番号: 087-892-3223
  • アクセス:
    • 宮浦港からベネッセハウス宿泊者専用の無料送迎バスを利用
    • ベネッセハウスミュージアム(美術館)は一般の来館者も利用可能
  • 備考: 宿泊者は、ベネッセハウス内の各棟(ミュージアム、オーバル、パーク、ビーチ)に加えて、地中美術館や李禹煥美術館などのベネッセアートサイト直島の施設も楽しめる。

今回ノミネートされた他のホテル

  • アトランティス・ザ・ロイヤル(ドバイ)
    高層建築を積層させた巨大な都市型リゾート。世界有数のラグジュアリー体験を提供。

  • シェバラ・リゾート(サウジアラビア)
    紅海に浮かぶ真珠のようなヴィラ群。環境配慮と未来的デザインが融合する。

  • ローズウッド・サンパウロ(ブラジル)
    垂直庭園を備えた高層建築。都市に自然を呼び戻す革新的な取り組みを示す。

  • ヴィラ Nai 3.3(クロアチア)
    岩肌に沿って建築された静謐な施設。自然の地形と人の営みが調和する。

美術館でありホテルでもあることの価値

ベネッセハウスの特徴は、建築家・安藤忠雄が設計した「美術館とホテルの融合」にある。館内では現代美術作品とともに、クロード・モネ《睡蓮》《積みわら》といった印象派絵画に触れることができる。海を望む客室や展示室では、自然の光が刻々と変化し、作品鑑賞そのものが日常の時間と結びつく。

クロード・モネ『睡蓮の池』 1915 – 1926年

さらに直島は、三年ごとに開催される瀬戸内国際芸術祭の中心的な舞台でもある。島全体が美術館のように機能し、現代アートの屋外作品や古民家を改装した展示空間が点在する。ベネッセハウスを訪れることで、宿泊と鑑賞を一体化させた唯一無二の体験を得られる。

観光客にとって、この場所を訪れることは単なるホテル滞在ではない。船で島に渡り、自然と共にアートを体験する時間そのものが旅の記憶になる。作品を見るだけではなく、土地の空気や瀬戸内の光に触れながら過ごす時間が、訪れる者に特別な価値を与える。

今回のノミネートは、日本の島に根づいた芸術の拠点が、国際的に高く評価されたことを意味する。ベネッセハウスは観光と鑑賞の双方の魅力を兼ね備え、これからも国内外の人々を引き寄せることが期待される。

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今日の一枚 クロード・モネ『ヴェンティミーリアの眺め』