
2024.12.04
【開催報告】『FOUND ART & CULTURE JAPON 2024』フランス・パリ

会期 2024年11月23日〜11月28日
会場 ギャラリートゥイリエ(フランス・パリ)
時間 13:00 – 19:00
主催 JEPAA(一般社団法人 日欧宮殿芸術協会)
運営 クリエイト・アイエムエス株式会社
Exhibition Period: November 23 – November 28, 2024
Venue:GALERIE THUILLIER(France, Paris)
Hours: 13:00 – 19:00
Organizer: JEPAA Japan-Europe Palace Arts Association
Management: CREATE I.M.S CO.,LTD
芸術の都パリ––この街は古くから創造の象徴であり、数々の歴史的芸術運動の舞台として名を轟かせてきました。バロックの華麗さ、ロココの優美さ、自由で大胆な表現主義など、パリは時代の最先端を歩み続け、芸術家に深い影響を与えています。現在もルーブル美術館やオルセー美術館が立ち並び、芸術の聖地として多くの人々を魅了し続けています。
そんなパリで開催された展覧会『FOUND ART & CULTURE JAPON』は、JEPAAが選んだ日仏の現代作家96名による多彩な作品を展示。日本画、水墨画、書道、洋画、工芸、和歌など、伝統と現代性を融合した作品が並び、来場者を感動させました。会場となったギャラリートゥイリエは、日本文化に造詣が深いドゥニ・コルネ氏が運営する場所で、これまでも多くの日本アーティストを紹介してきたことでも知られています。
11月23日に開催されたヴェルニサージュでは、JEPAAヨーロッパ支局長でありフルート奏者でもあるゲルマー・トモコ氏と、和太鼓奏者クリステル・ズルニエヴィッチ氏による特別な共演が行われました。クリステル氏は柔術経験を経て日本の伝統的な太鼓流派・大江戸助六流を学んだ実力派で、現在はフランスを拠点に活動しています。クリステル氏の力強い和太鼓の演奏とゲルマー氏が奏でるフルートや篠笛の繊細な音色は多くの来場者に驚きと感動を与え、演奏終了後には会場全体が大きな拍手と感嘆の声に包まれました。
展覧会期間中、パリでは珍しく雪が降り、本格的な冬の到来を告げる寒さの中でも、連日多くの来場者が訪れました。バリエーション豊かで、高い技術力を有する作品群に来場者は心を動かされていた様子でした。また、パリ在住の日本人も多く訪れ、「日本の素晴らしい作品に触れられた」と感謝の声を寄せる姿も見られました。『FOUND ART & CULTURE JAPON』は、日仏文化交流の場として深い印象を残し、両国の芸術と文化のさらなる発展を期待させる展覧会となりました。